WEBアプリ ~ アンダンテ・カンタービレ (2)

「プログラムによるリコーダー四重奏」の続き。 (前の記事はこちら) 改造の結果、前よりも音は綺麗になったと思う。 一応、リコーダーのような音色ではあるが、それでも所詮は合成音、安っぽい感じがするのは、いたしかたない。

(使い方)
・ 音量を記入する。
・ マウスポインタを動かし、橙色部分を通過させると、音が鳴る。
・ マウスポインタを、橙色の中に止めておくと、音が止まる(連続音は残る)。
・ マウスポインタを、橙色の上下から外に出すと、すべての音が止まる。
・ やり直しを押すと、曲の最初から演奏できる。

曲は、チャイコフスキーの弦楽四重奏曲より 「アンダンテ・カンタービレ」。 データを追加して、以前より、少し長めの演奏ができるようにした。 楽譜は、第1バイオリンのパート。 音符の長さを見ながら、マウス左右にを動かすとよい。  楽譜の下に細かい音符が表示されている所は、自動的に演奏される部分で、マウスは楽譜の2分音符に合わせて動かすこと。

Part_02

( 楽譜は IMSLP より引用 )

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印度の虎狩り (2)

前に書いた記事 の続き。

「印度の虎狩り」というのは、宮沢賢治の 「セロ弾きのゴーシュ」 に出てくる楽曲の題名だ。 小説が書かれた当時 (1930 年頃)、同じ名前の Hunting Tigers Out in Indiah という曲が実在していて、レコードも発売されていた。(佐藤泰平 『宮沢賢治の音楽』) 賢治が実際にそのレコードを聴いたのかどうかは定かではないが、ひとまず、どんな曲なのか以前から気になっていた。

で、今日、ふと思い立って色々探してみたら、Youtube で2本ほど公開されているのがわかったので紹介したい。 聴いてみるとわかるように、ボーカルと管楽器などによる軽快なジャズである。 あまり、チェロで弾くような曲ではないし、ゴーシュの話の中で猫が逃げ惑うような怖い曲でもない。 宮沢賢治が、なぜこの曲を使ったのか、単に題名の印象だけを利用したのか、というような解釈は、多少興味もあるが、その辺は専門の解説書にまかせることにしよう。 でも、この何だか脳天気な明るい唄の感じは、ゴーシュの話全体に漂う、ふわっとした感覚と、不思議に相性が良いように思えるのだが...どうだろう。

当時の SP レコード

当時の楽譜を使った新しい録音

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WEBアプリ ~ アンダンテ・カンタービレ

プログラムによるリコーダー四重奏の響きがちょっと面白いと思ったので、もうしばらく遊んでみたい。 なお、曲については、これまでしつこく、グリーンスリーブスをいじくり回してきたけれども、ここらで離れて、別の曲を使うことにする。 少し考えた結果、和声が面白くて演奏しやすそうな曲ということで、チャイコフスキーの弦楽四重奏曲より 「アンダンテ・カンタービレ」 を試してみることにした。 長い曲なので、今回は最初の16小節分。

ついでに、操作方法も少し変えた。 前回まではマウスを縦に動かすようにしていたが、何となく横方向の方が楽に動かせそうな気がしたので、今回のは横に動かして演奏する。 どうだろうか。

(使い方)
・ 音量を記入する。
・ マウスポインタを動かし、橙色部分を通過させると、音が鳴る。
・ マウスポインタを、橙色の中に止めておくと、音が止まる(連続音は残る)。
・ マウスポインタを、橙色の上下から外に出すと、すべての音が止まる。
・ やり直しを押すと、曲の最初から演奏できる。

IMSLP より引用 )

Part_01

続きの記事はこちら → WEBアプリ ~ アンダンテ・カンタービレ (2)

先日、長崎県の大村市に行く用事があって、その時、お土産に 塩ゆで落花生 というのを買ってきました。 初めて食べたのですが、これは中々うまい。 ちょっと栗のような風味がして、歯ざわりは納豆を少し固くしたぐらい。 もし自分で作るとしたら、ゆで具合とか塩加減が難しいかもしれません。 大村では、他に、へこはずしおこし というのも買ってきて、これも素朴な味わいで気に入りました。 隣の県ですけど、結構、色々と知らない食べ物があるもんですね。

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WEBアプリ ~ リコーダー演奏器 (四重奏)

リコーダーによるグリーンスリーブス演奏プログラムを、四重奏にしてみた。 なるべく、純正和音になるよう、ピッチを調整したら、案外とおもしろい響きになった。

なお前の記事で、せろふえ さんから音楽的な限界についてコメントをいただいた。 音の強弱で表情ををつけようとしても、中々うまくいかないという話で、もっともなことと思う。 コメントの返事にも書いたが、生の楽器では一つの音の中にも強弱や音色の変化があって、上手な演奏者は、その微妙な変化をうまく使い分けているのだろう。 あるいはプログラムを色々改良すれば、多少は演奏性能も良くなるかも知れないが、片手間でやるにはやはり大変だ。 ひとまずは、この辺が「プログラムの限界」 とかいって逃げてしまうかも。 すみません。

(使い方)
・ 最小音量と最大音量を記入する。
・ マウスポインタを動かし、褐色部を通過させると、旋律の音が鳴る。
・ マウスポインタを、褐色部の中に止めておくと、旋律の音が止まる(伴奏音は残る)。
・ マウスポインタを、褐色部の横から外に出すと、すべての音が止まる。
・ やり直しを押すと、曲の最初から演奏できる。

( 楽譜は Cantorion より引用 )

Flex ( ActionScript ) のソースコードはこちら

衆議院選、民主党の大勝ですね。 とりあえず政治のあり方を変化させるきっかけにはなるのでしょう。 是非とも悪い方向への変化だけは無いよう祈りたいものです。

少し前から、民主党は「現実的な」政治方針をとってきたようですが、例えば、熊本についていえば 「水俣病問題の政治決着」 を容認する決議に賛成しています。 数年前、水俣病かどうか認定するための基準が違法(医学的に間違い)であるとの判断が最高裁で出されたのですが、その後も行政上は、従来のままの患者に不利な基準が、そのまま有効となっています。 基準を変えると、補償にかかる費用が莫大になることが予想されるため、やむなく問題を棚上げにしているわけですが、近いうちに合法的に「和解」して、低額の補償金で済ませる方向で決着させることになりそうです。

長年、ほったらかしにされた患者の側、特に症状の重い人たちは納得できず、あらたな訴訟が増えるかもしれません。 何より問題なのは、これまで認定基準の不備について全く手をつけずに責任回避に汲々としてきた国や県の役人に対して、何の追求もされないまま過去の責任がうやむやにされてしまう事です。

民主党が政権をとったからといって、官僚を中心に絡み合った巨大な利害関係を解きほぐすのは、容易なことではないでしょうね。 個人のできることなんてタカが知れてますが、せめて、何が起きているのかを良く見つめていく気持ちぐらいは持っていたいと思っています。

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WEBアプリ ~ リコーダー演奏器 (3)

リコーダーによるグリーンスリーブス演奏プログラムを、もう少し改造してみた。 操作方法を変えたので、レガートの表現がやりやすくなったかもしれない。 また、音を録音しなおして、なるべく、リコーダーらしく聞こえるよう調整してみた。 まあ本物の楽器の音には、ほど遠いけれど...。

(使い方)
・ 最小音量と最大音量を記入する。
・ マウスポインタを動かし、褐色部を通過させると、旋律の音が鳴る。
・ マウスポインタを、褐色部の中に止めておくと、旋律の音が止まる(伴奏音は残る)。
・ マウスポインタを、褐色部の横から外に出すと、すべての音が止まる。
・ やり直しを押すと、曲の最初から演奏できる。

Flex ( ActionScript ) のソースコードはこちら

本題とは別に、思いつきで、近況など書いてみようかなと思っています。 というわけで、今日は 「ビデオカメラの修理」 のことなど。

先月から、ビデオカメラが使えなくなっていて、どうしたものかと思っていました。 原因はよくわからないのですが、バッテリーの充電ができず、電源スイッチを入れても全く反応しません。 試しに新品のバッテリーを買って入替えてみたのですがだめでした。 仕方なく修理に出そうということで、メーカー (キャノン) の修理受付に連絡した所、熊本にはサービス窓口がなくて、福岡まで宅配便で送って欲しいとのこと。 で、うーん、どうしようと一晩考えて、結局、梱包する手間だとか、配送ミスの不安などを拭いきれず、近くの量販店 (デオデオ) に持って行って修理依頼することにしました。

そして今日。 デオデオでは、よそで買った品物の修理も受け付けてくれるのですが、問題は費用。 やはり高いですねえ。 (と思うのは私だけか?) ビデオカメラ修理は定額扱いで 17000 円。 優柔不断というか、今度もどうしたものかと迷ったあげく、ここまできて方針を変えるのも面倒なので、「本当にそれ以上費用はかからないんですね」 と念をおした上で、申し込むことにしました。

それにしても、対応した店員のおばちゃんも困ったもので、書類をとりに行って帰ってきたら 「えーと送料が 1050 円 かかるんですが...」 と言う。 う~~何だこいつは。 たった今、念を押したばかりなのに...まったく、と思いつつ、怒ってしまうのも大人気ない、ちょっと考えて、「分かりました、じゃ、お願いします」 と返事をしました。

その後、申込書にサインして、帰り際、さっきのおばちゃんが、またひと言 「では、着手金として 1050 円頂きます。」
      ・・・・・・・・・・・・
私は、あまり頭の回転がよくないので、この時、思ったのは 「送料を追加した上に、さらに着手金というものまで追加するのか!」 ということ。 あやうく、切れそうになりました。 「あれだけ念を押したのに、なんでちゃんと説明してくれないんですか!」 と文句を言ったら、「あ、着手金というのは、送料とか諸費用の事ですので、追加分は、先ほどお話した 1050 円ということで大丈夫です。」 という答えで、一応、納得はしました...が。

いくつになっても、なかなか大人になりきれないですね。

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WEBアプリ ~ リコーダー演奏器 (2)

リコーダー演奏プログラムを改造して、和音付きのグリーンスリーブスにしてみた。

(使い方)
・ 最小音量と最大音量を記入する。
・ マウスポインタを、上(緑色)から下(褐色)に移動すると、次の音が鳴る。
・ 境界線の左の方を通ると弱い音、右の方を通ると強い音になる。
・ やり直しを押すと、曲の最初から演奏できる。

当初、リコーダーアンサンブルのような透明な響きを期待していたのだけれど、結果は何というか、下手くそなオルガン、それも昔の壊れかけた足踏みオルガンみたいになってしまった。 なかなか難しいものだ。 でも、しばらく試していると、これはこれで、ほのかな哀愁がただよう響きといえなくもない...かな?

Flex ( ActionScript ) のソースコードはこちら

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WEBアプリ ~ リコーダー演奏器 (1)

リュート演奏プログラムを改造して、リコーダーによるグリーンスリーブス演奏プログラムを作ってみた。

(使い方)
・ 最小音量と最大音量を記入する。
・ マウスポインタを、上(緑色)から下(褐色)に移動すると、音が鳴る。
・ 境界線の左の方を通ると弱い音、右の方を通ると強い音になる。
・ マウスポインタを、下(褐色)から上(緑色)に移動すると、音が止まる。
・ やり直しを押すと、曲の最初から演奏できる。

やってみると分かるが、色々と物足りない点も多い。

まず、音色が不自然だ。 実際にアルトリコーダーを吹いて、パソコンに録音し、音データを作ってみたけれども、特に高域の音が変に強調されて、キンキンした音色になってしまった。 それと、微妙に音痴に聞こえるのはなぜだろう、音程が平均律のせいだろうか。 どことなく小学生が吹いている笛の音みたいな感じもする。 音データを作るときは、最初に 「レ」 の音を録音し、それをサウンド加工ソフトで別のピッチに変換して作っている。 もう少し音質やピッチなど調整すると良いかもしれない。

操作性も今ひとつで、特にレガートが出しにくい。 スラーやスタッカートも表現できると面白いが、今のままでは無理っぽい。 リコーダーなんて簡単な楽器だという印象があるが、こうしてみると、結構、微妙なニュアンスが出せる優れた楽器なのだと、あらためて思った次第。

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WEBアプリ ~ リュート演奏器 (2)

リュート演奏プログラムを改良して、和音付のグリーンスリーブスにしてみた。 楽譜は、Musica Viva というサイトのフリーの楽譜を利用した。 和音を鳴らすだけで、それなりにリアルに聞こえて、結構おもしろい。

あと、もう少し改良したいこと。
・ マウスのクリック音無しで演奏できるよう、ポインタの動きで演奏できるようにしたい。
・ 自由に強弱をつけられるようにしたい。
・ リコーダーの音などでも演奏できるようにしたい。

Greensleeves_3

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グリーンスリーブス ~ WEBアプリ ~ リュート演奏器

ここ半年ほど、「何がしか関連するネタをつなげて記事を書く」 という遊びをやってきた。 その流れで、先々週まで、グリーンスリーブスの記事を色々と書いていたのだが、ここにきて、さすがにめんどうになってきた。 話をつなげるというのはそれなりに面白いけれど、一方で記事が硬直的になるというか、自由なことが書けなくて、何かとやっかいでもある。

どうしようかなと迷っているうち、10日ほど過ぎてしまったが、結局、まあ所詮は遊びだし、もうしばらく同じような方針で、自分なりに面白いと思えることを書き続けてみよう、ということにした。 (読んで頂く方には、読みづらく、内容の薄い話が続くかもしれない。 すみません。)

というわけで、引き続きグリーンスリーブスがらみの記事を書いてみたいが、これまでのように、YouTube などにリンクするのはやめて、少しばかり独自性のある内容をめざすことにする。 以前のコメントで、「最近の高級な電子オルガンは、プログラム機能が充実していて、演奏する楽しみの他に、プログラムを作るのが楽しいらしい」 という話があった。(この記事) プログラムで音楽に関わる、というのは、どうも邪道ではないかという気持ちがある一方、それでも、楽しけりゃいいじゃないか、というのも一理ある。 音楽かどうか、はさておき、ちょっと自分でも何かプログラムを作って遊んでみよう、というのが今回の記事である。

とりあえず、思いっきり簡単な、ミニゲームみたいなものを作ってみた。 使い方は、音量の欄に 1~10 の数字を書いて、あとは 「弾く」 ボタンを適当に押すだけ。 まったく下らない代物には違いないが、技術的には色々改良したくなってくるので、ある意味楽しい。

・ CD のリュート音源を使っているが、ノイズが大きくて不自然。
・ 発音のタイミングが微妙に遅れる。
・ できれば、自由に強弱をつけられるようにしたい。
・ 和音を出せるようにしたい。
・ リコーダーの音などでも演奏できるようにしたい。

などなど。

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グリーンスリーブス ~ リコーダー

デイヴィッド・マンロウ のリコーダーによる、グリーンスリーブズ変奏曲。 この演奏の笛の音、飾り気のない、まっすぐに伸びる音色が大変印象的だ。 マンロウの笛を聴くと、なぜか、秋の空のような深く澄んだ青空が思い浮かぶ。 明るいのだけれど、なぜか切なくて、そして、どこか懐かしいような感覚 ... そう感じるのは私だけだろうか。

Greensleeves_to_a_ground_2

今回、1976 年録音の LP (EMI EAC-80358) の演奏をネットラジオに追加した。

    各曲の演奏時刻の予定はこちら

(ご注意)
 ・ ナレーションの声が大きいので、あらかじめ音量を小さめに。
 ・ たまに、1分間ほど広告がはいる。

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