FPGA = 現場 可程式化 邏輯閘 陣列 ( #FPGA #台湾 )
FPGA は field-programmable gate array の略語だが、この適切な和訳というものがない。 無理やり日本語にしてみると、こんな感じだろうか。
field(現場で) programmable(動作仕様の編集が可能な) gate(論理的な門の) array(配列)
そもそも 「プログラム」 とか 「ゲート」 とかの日本語がない。 いや、FPGA と書いてしまえば意味は通じるんだから別に困らない、というのは一理あるかもしれないが、もうちょっと工夫して日本語で表現しようという気持ちがあってもいいんじゃないか。
そこで少し感心するのは、中国語では多くの場合、外来語を漢字で表現しようとするらしくて、FPGA にもちゃんと訳語がある。
field(现场,現場) programmable(可编程、可程式化) gate(逻辑门、邏輯閘) array(阵列、陣列)
単語を並べて書いたものが、FPGA の訳語として一般的にも使われているようだ。 (簡体字と繁体字でやや表現が異なるのが気になるが。) この中で gate に対する訳は logic gate に相当する「逻辑门、邏輯閘」という漢字が充てられている。 「邏輯」というのは意訳ではなく、音を当てはめた音訳である。 逆に日本語だと「論理」という意訳があるので、この辺はちょっと謎だ。
画像左側と中央は、台湾の工業高校用の FPGA の教科書で、表紙の女の子が今時だなあ。右側は大学・一般向けの教科書。
なお、工業高校向けの本では、実習機として FPGA でなくて CPLD(複雜可程式化邏輯裝置)を使っている。 両者は中の仕組みに違いがあるが、使う側からすると似たような機能なので、たぶんコストが安い CPLD を使っているのだろうと思われる。
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