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メンタルなリハビリ

心筋梗塞の後は、心筋の一部が壊死する。壊死した心筋細胞は残念ながら再生しない。(*1)

私の心臓は、冠動脈3本のうち1本の根元が詰まっていたらしいので、心筋の3割近くが、もはや動かなくなっている可能性がある。

厳しい。退院後、しばらくの間は、この事実を受け止めきれずに、とても憂鬱な気持ちになっていた。

しかしながら、最近になって、いくらか気持ちが楽になってきたような気がする。これは、いわば「障害者としてのアイデンティティ」のようなものが芽生えてきたからではないかと感じている。心臓の弱い自分が、普通の自分だ、という感覚である。

自分は心臓が弱い人である、と認識し、そういった自分に合った生活をすれば良い、と考えるだけで気持ちが楽になるというは不思議なものだ。

客観的には、体力不足によりできなくなったことが沢山あると思うし、経済的な不安もある。それでも、今の状況を初期条件として、素直に捉え直すことができれば、少しずつ前に進むことができる。良い意味で、自分を騙すことが大事なのだろう。

*1 
再生医療の最先端では、Muse細胞という特殊な細胞を骨髄から抽出し、心臓付近に送り込んで、心筋に分化させる臨床試験が行われているらしい。これが本当に効果があるとしたら、心筋梗塞でダメージを抱えている人達にとって、極めて画期的なことだ。個人的には、是非とも実用化してほしい。(人間という種にとって、心臓を再生できることが本当に良い事なのかどうかは分からないけれども。)

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