パズル掲示板の作成 (12) 背景色の指定など
何だかんだと気ぜわしくて、2ヶ月ぶりの更新。
パズル掲示板 の方は、背景色を自由に指定できるようにしたり、プログラムの細かなバグを修正したり、と地味な作業が続いている。 ひとまずは、安定して動作しているようだ。 お試しいただいている、せろふえさん、ヤマ海豚さん、ありがとうございます。
今回、背景色を指定するにあたり、色合い/鮮やかさ/明るさ、という量をマウスで調節できるようにした。 プログラムでは、指定された量を、赤/緑/青、の強さに変換してパソコン画面に表示している。 そこで、ちょっと思ったことなのだが...
・ 人間が色を見たときに、常に単色として認識するのは、なぜなんだろうか?
パソコンのディスプレイが発する光は、単色ではなく、赤/緑/青、の光が混じったものだ。 そして、例えば右図のように赤と緑の光が出ている時に、人間は黄色と認識する。 (だからこそ、上記のように 「色合い」 という表現で色を指定することができる。) しかし、これは必ずしも当たり前のことではない。 (例えば、音の場合、「ド」と「ミ」を同時に鳴らした時に、間の「レ」の音が聞こえる、ということはない。) つまり、混合色の光の場合は、人間が勝手に、中間の周波数の光が出ていると勘違いしているらしい。
で、この 「勘違い」 の原因なのだが、主に視覚細胞の構造によるそうだ。 網膜上には、色を識別する3種類の錐体細胞というものがあって、それぞれ、黄周辺/黄緑周辺/青周辺、に敏感に反応するという。 3種類しかないので、当然、精度が雑になり、赤と緑の別々の光を見ている時も、黄色の光だけを見ている時も、錐体細胞の反応の仕方は同じで、区別がつかない、ということになる。
ちなみに、聴覚の場合は、細胞が3種類という雑な仕組みではなく、連続的な周波数の音それぞれに対応した多くの聴覚細胞が存在しているとのこと。 そのため、複数の音程からなる和音の違いなども聞き分けることが可能になるらしい。
もし仮に、人間が「和音」 に相当する「和色」 を認識できるようになったとすると、世界はどのように見えるだろうか。 例えば、音に協和音と不協和音があるように、協和色と不協和色が存在しうる。 つまり、赤と緑が混じった光の場合、周波数が微妙にずれることで、見ていて気持ちのいい黄色と、気持ち悪い黄色に見えることになる。 (そんなものが区別できても、めんどうくさいだけだろうが。) また、和音に長調と短調があるように、長調の和色と短調の和色が存在しうる。 微妙な色合いの違いで、楽しい感じに見えたり、悲しい感じに見えたりすることになる。 つまり、ある写真を見ただけで直接感情を動かされるような効果が生まれるわけで、これは上手に使えば、ちょっと面白いかもしれない。 ...でも、現実には錐体細胞は3種類しかない。 つまり、人間は、何かを見ただけで感情を左右されるような、そんなデリケートな生き物ではない、ということなのか?
パズル掲示板 の方は、背景色を自由に指定できるようにしたり、プログラムの細かなバグを修正したり、と地味な作業が続いている。 ひとまずは、安定して動作しているようだ。 お試しいただいている、せろふえさん、ヤマ海豚さん、ありがとうございます。
今回、背景色を指定するにあたり、色合い/鮮やかさ/明るさ、という量をマウスで調節できるようにした。 プログラムでは、指定された量を、赤/緑/青、の強さに変換してパソコン画面に表示している。 そこで、ちょっと思ったことなのだが...
・ 人間が色を見たときに、常に単色として認識するのは、なぜなんだろうか?

で、この 「勘違い」 の原因なのだが、主に視覚細胞の構造によるそうだ。 網膜上には、色を識別する3種類の錐体細胞というものがあって、それぞれ、黄周辺/黄緑周辺/青周辺、に敏感に反応するという。 3種類しかないので、当然、精度が雑になり、赤と緑の別々の光を見ている時も、黄色の光だけを見ている時も、錐体細胞の反応の仕方は同じで、区別がつかない、ということになる。
ちなみに、聴覚の場合は、細胞が3種類という雑な仕組みではなく、連続的な周波数の音それぞれに対応した多くの聴覚細胞が存在しているとのこと。 そのため、複数の音程からなる和音の違いなども聞き分けることが可能になるらしい。
もし仮に、人間が「和音」 に相当する「和色」 を認識できるようになったとすると、世界はどのように見えるだろうか。 例えば、音に協和音と不協和音があるように、協和色と不協和色が存在しうる。 つまり、赤と緑が混じった光の場合、周波数が微妙にずれることで、見ていて気持ちのいい黄色と、気持ち悪い黄色に見えることになる。 (そんなものが区別できても、めんどうくさいだけだろうが。) また、和音に長調と短調があるように、長調の和色と短調の和色が存在しうる。 微妙な色合いの違いで、楽しい感じに見えたり、悲しい感じに見えたりすることになる。 つまり、ある写真を見ただけで直接感情を動かされるような効果が生まれるわけで、これは上手に使えば、ちょっと面白いかもしれない。 ...でも、現実には錐体細胞は3種類しかない。 つまり、人間は、何かを見ただけで感情を左右されるような、そんなデリケートな生き物ではない、ということなのか?
夕食のほうれん草に、胡麻をかけようとして、なぜか間違って袋入りのカレー粉をかけてしまいました。 洗い流すのもめんどうなので、そのまま食べてしまいましたが、案外いけました。 辛味が食欲をそそって、これはこれでいい感じです。 |
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赤と青の混色は、二つの色を感じないばかりか、周波数の中間の色を感じるわけでもなく紫じゃなくてピンク、ですね。あたりまえというか不思議というか。
人間が感じる3つの色は、周波数(波長)で言うと一次元上の3つの点(順番に並んでいる)なのに、それを3つの次元で感じているからなのだと思いますが、不思議です。
色覚異常のことなども考え出すと不思議な気がします。
色の和音は感情に働きかけませんが、色の組み合わせに、合っている色、合わない色を感じるのも不思議ですね。組み合わせ以前に赤で興奮したり、女性がピンクを好きなのも不思議な気がします。
投稿: せろふえ | 2010.10.12 06:12
すみません、コメントの補足です。赤と青の周波数の中間の色は黄緑くらいでしょうか、そして、絵の具を混ぜると紫、光を混ぜるとピンクに感じるようですね。
投稿: せろふえ | 2010.10.12 06:18
確かに、赤と青の混色のことも面白いですね。 私も今まで良く知らなかったんですが、色に反応する錐体細胞が、単純に3つの色に対応している、という訳でも無いらしいです。 特に、赤用の錐体細胞は、赤だけじゃなくて、紫にもいくらか反応するそうです。 だもんで、紫の光を見ると、青錐体と赤錐体が両方とも反応し、混色の場合と区別がつかない、という事のようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%89%B2 (最初のグラフ)
絵の具の混色についても、未だに良く理解できていません。 そういえば、全部の絵の具を適当に混ぜると、大抵はくすんだ緑になるというのを、昔、夏木さんから指摘されたことがあります。 なるほどと思ったきり、その理由などは謎のままです。
あと、色の相性とか好き嫌いとか、まったく謎ばかりですね。
投稿: はやしだ | 2010.10.12 18:24