パズル機能の改良 (5) 浮かれる田舎の人々
パズルのプログラム改良の続き。 これまで、ジグソーパズルが半分くらいできてくると、だんだんピースの動きが鈍くなって操作しにくくなる、という問題があった。 今回、この点を何とか改善してみた。
ピースを回転させる時には、ピース周囲の立体的な明暗を、連続的に変えていく必要があるが、どうも、この処理に時間がかかっているらしい。 よく調べると、動いていない(背景の)ピースに対しても、明暗の更新処理を行っている事がわかった。 特に、たくさんのピースがくっついた状態だと、その分、無駄な処理が増えてしまうようだ。 そこで、プログラムを改造し、なるべく無駄な処理をなくすようにした所、いくらか動きが滑らかになった。
そんなわけで、前回と前々回のパズルのプログラムを、改造版に入替えた。 それから今回、新しいパズルも作ってみた。 画像は、ブリューゲル(子) の 「居酒屋スワンの外で浮かれる田舎の人々」 という作品を使っている。
( 画像引用元 : Web Gallery of Art )
ピースを回転させる時には、ピース周囲の立体的な明暗を、連続的に変えていく必要があるが、どうも、この処理に時間がかかっているらしい。 よく調べると、動いていない(背景の)ピースに対しても、明暗の更新処理を行っている事がわかった。 特に、たくさんのピースがくっついた状態だと、その分、無駄な処理が増えてしまうようだ。 そこで、プログラムを改造し、なるべく無駄な処理をなくすようにした所、いくらか動きが滑らかになった。
そんなわけで、前回と前々回のパズルのプログラムを、改造版に入替えた。 それから今回、新しいパズルも作ってみた。 画像は、ブリューゲル(子) の 「居酒屋スワンの外で浮かれる田舎の人々」 という作品を使っている。
操作方法 : |
ピースの真ん中あたりをドラッグすると、ほぼ平行移動できる。 ピースの端の方をドラッグすると、回したり引きずったりできる。 途中で閉じると状態が保存され、後で続きを作ることができる。 |
ここ一週間ほど、のど風邪と胃腸炎を併発して、へたれ気味の日々を過ごしていました。 週末になって、ようやく持ち直した感じです。 回復が遅いのは、免疫力が落ちているという事なんでしょうか。 |
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追加します。
原発の発電効率は化石燃料の数万倍くらいらしいです。ウラニウムからウラン235を抽出して核分裂させますが、プルトニウムという副産物が出てくるので、これを再処理するべきかどうかで議論になっているみたいです。論ずるほど詳しくないので書きませんが、世界中で原発の新設が相次いでいるので、それに対応するウラン鉱山が発見される可能性は低いですから、需要が増えるということはウランの価格が上昇しますので、再処理派にとって有利な状況になるでしょう。最終的には地中深く埋めるしかないようです。
核融合発電が実用化すれば問題は少なくなりますが、今世紀中の実用化は怪しいです。
利点を列挙しますと・・
・海水から抽出できるので、資源が枯渇する心配がない。四面環海の日本にとっては申し分ない。
・核分裂よりもエネルギー効率が100倍ほどよい。
・放射能と放射性廃棄物が出ない。
・核融合反応は暴走が起こらない。
欠点は・・
・中性子が飛び出すので、これを遮蔽する厚くて頑強な壁が必要になる。
・この中性子が当たり続けると放射性物質になる。
・100万度前後という超高温にしないと反応が起こらないが、こんな温度に耐える物質は存在しない。おそらく1万度に耐える物質さえも存在しない。
おそらく当分の間は核分裂による従来型の発電を続けることになりそうです。
核融合発電と並ぶ革命的な技術が「常温超伝導物質」の発見で、もしこれが実現すれば革命と呼んでもいいでしょう。
例
平均的なオーディオ用スピーカーの能率は90デシベルで、これは、1Wの入力で90デシベルの音が出るということで、具体的には電力の1%だけが音のエネルギーになり、残りの99%は熱になって逃げてしまいます。超伝導によるコイルでスピーカーを作れば、抵抗が0ですから、ほぼ完全に音のエネルギーになり、入力する電力は従来の100分の1くらいで済みます。
このほか、再生される音量は、周波数によって電気抵抗が異なるため、周波数によって山や谷ができてしまい、音が歪む原因のひとつになっていますが、これも大幅に改善される可能性が高いです。
もちろん、送電時の損失も0になります。
投稿: ExotiC | 2010.04.04 21:41
ご意見ありがとうございます。
> 最終的には地中深く埋めるしかないようです。
これが一番気になるんですが、いったい何県のどこに埋めるのか・・・。 そうそう受け入れる地方があるとは思えないし。
核融合は、他のアカデミックな基礎研究と同様の扱いにして欲しいです。 エネルギー政策として突出した予算を割り当てるのは馬鹿げた話だと思います。
超伝導については、常温ではないけれども液体窒素程度の比較的高温で超伝導が起きるというのが、一頃話題になっていました。 でも最近はあまり盛り上がっていないみたいですね。 あえて実用化などという事を考えずに、現象そのものに興味のある人が、地道に研究を続ける事ができれば、それが一番いいんじゃないかという気もします。
投稿: はやしだ | 2010.04.04 22:55
核廃棄物の埋め立てですが、税金と電気代を0にしてくれるという保証(補償?)が確実なものなら、僕ならすくなくとも検討はします。原発の誘致さえこれだけ反対が沸き起こるのですから、廃棄物の処理など大多数が拒否反応を起こすでしょうが。
核融合の研究は、すべての先進諸国はもちろん、韓国や中国も国力を注ぎ込んでやっています。いずれインドとブラジルも参加してくるでしょう。その他の準新興国も同じでしょう。
核融合の予算を減らすなら、その前に宇宙ステーション事業から撤退すべきです。無重力状態になるというだけのために、多額の費用を支出するというのは批判されるべきです。そもそも最初から参加すべきではなかったと思います。
投稿: Exotic | 2010.04.10 19:25
そうですね、廃棄物処分、相応の補償があれば受け入れるという意見はあると思います。 当然、丁寧に時間をかけて合意を形成していく努力をする必要がありそうです。
核融合については、我ながらろくに調べもせずに「馬鹿げた話」と決めつけてしまい、少々反省しています。 実用化についての課題は多いものの、全くの夢物語というわけでもなさそうですね。 特に融合状態を維持するための方策については、種々の具体的な技術が進展しつつあるようです。
未知の領域に挑戦し、結果として大きな経済効果や環境問題の解決という、素晴らしい未来が開けるというのであれば、多くの国が参加するのも分かる気がします。 でも...思うに、やっぱり危ないことに変わりは無いんですよね。 トリチウムの漏洩だとか、設備の放射化による劣化だとか、こういう要素技術とは別の所にある、人による管理をせざるを得ない分野に、危険な原料や廃棄物が流通するのが、とても危なっかしい感じがします。 (国策の高速増殖炉が、バケツによる臨界事故という、とんでもない結果を招いた事を思い出してしまいます。) 核分裂型の原子力発電が、そういう社会的な問題を棚上げにして突っ走っている現状で、「いや核融合は大丈夫、廃棄物は少ないし、とりあえず放射化しにくい安全な材料探しから、ちゃんとやりますから」と言われても、やはり素直に認める気にはなれません。
ネット上の解説記事を読むと、確かに最前線の研究者達は地道にデータを積み上げる努力を重ねているのだな、ということが感じられます。 それは大変結構なのですが、一方で、何十年後に実用化だとか核融合による明るい未来だとかは、軽々しく言って欲しくない。 仮に、こつこつデータを積み上げて、100年後に「やっぱり実用化は無理だ」という結論がでるのであれば、それで良い。 研究予算を組むとしても、是非そういうスタンスで取り組んで欲しいと思います。
宇宙ステーション事業から撤退すべきというのは、意味のある話だと思います。 ただ、核融合と宇宙開発のどっちが優先度が高いかというのは、現時点では分からないのではないか、結局の所どちらも、役に立つのか立たないのか、はっきりしない基礎研究の段階に過ぎないのではないか、というのが私の感想です。
投稿: はやしだ | 2010.04.10 23:27
正確には、「検討すべきかどうか」ということを慎重に検討してもよい。といった感じです。どちらが正しいのかは神のみぞ知るというところでしょうか。事故が起きて放射能汚染が起こり、「ほれみー」という批判が来るかもしれませんし、一世紀後になっても核融合が実現しないかもしれません。
スペースシャトルや宇宙ステーション内が無重力になるのは、地球の引力圏を脱出したわけではなく、周回することによる遠心力と相殺しているだけです。これは、エレベーターに乗って急降下すれば無重力になるのと同じことです。利点といえばこれくらいなものでしょう。スペースシャトルの周回高度など、せいぜい400km弱程度のもので、地球の直径をパチンコ玉くらいと仮定すると、その表面から0.4mm弱ほど離れたに過ぎません。月までは約30cm、太陽は直径約110cmの球で約120m離れており、火星だと最も接近しているときでも50mほど離れているわけです。火星から飛行してきた火星人が、パチンコの玉の表面から0.4mm弱浮いて周回しているさまをいちいち「宇宙に行きました。」とニュースで報道しているのを観察してどう思うでしょうか? 最も近くの恒星だと、約3万kmも離れているのです(地球一周が約4万km)。これでも、銀河系内では、点と言っていいほどの僅かな空間領域です。
半知半解なのはこちらもです。お気楽に書き込んでください。
投稿: Exotica | 2010.04.11 16:51
どちらが正しいのかは神のみぞ知る...同感です。
何事も無理はよくないと思いますね。
パチンコ玉の話は面白いです。
0.4mm をどう評価するかは火星人しだいですね。
立ち位置が変われば物事の評価も変わってくる
とは思いますが、とにかく手放しで素晴らしいと
ほめたたえるのには違和感があります。
投稿: はやしだ | 2010.04.11 20:33