パズルピースの引きずり動作 (3)
パズルのピースの引きずり動作について。 前回、板の重心に重さが集中していると考えて、引きずる時の動きを予想した。 しかし、この考え方だと、重心の近くを押さえて動かす時に不安定な動きになってしまう。(右図)
より実際のピースに近い動きを予想するには、例えば右図のように、板の重さを2点に分配すると良い。 前回同様、小さな重りに棒がついたものを考えると下図のようになる。


実際に針で棒の角を押さえて、ゆっくり動かす場合、移動中は、針先を中心に回転させる力 (摩擦力によるモーメント) が、全体として、ほぼ 0 になるはずである。 (さもないと、針を止めた後も回り続けることになる。) 摩擦力は、移動速度、すなわち一定時間に移動する距離に比例する(図中の青い矢印)。 また回転させる力は、摩擦力の一部 (棒と直角方向の成分)である(図中の赤い矢印)。 結局、重りの移動は、図中の式を満たすような大きさと向き (F1,F2 の逆方向) になる。
この式をもとに、移動後の重りの位置を求めるのは、数学の話になるが、今回はここまで。
正月休みで、ブログの更新もしばらく休んでおりました。 12/31 から、家族で南阿蘇の貸しコテージに泊って年越し。 夜中に雪が降って大変寒かったものの、元日の朝は青空が見えて、気持ちの良い正月となりました。 写真は根子岳。![]() |
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