前の記事で、パズルピースの画像を表示する時の動きについて書いた。 このとき、FLASH プログロラムというものが、動作内容を決めているわけだが、その中身がどういうものか、自分なりにまとめてみたい。
プログラムを作る時には、大まかに言って
1. どのように書くか
2. どうやって使えるようにするか
ということを考える必要がある。
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1. 書く時は、大抵は、どこからか見本を探してきて、それを真似して書くのが普通だ。 昔は、詳しい人に教えてもらったり、本を読んだりする必要があったが、今はインターネットがあるので便利なものだ。 前々回記事 のプログラムもそうやって作った。 なお、この記事では 「FLASHプログラム」 と表現したが、正式には 「Action Script」 という規格のプログラムである。 一部、抜粋すると、こんな感じ。
( 画像ファイルの URL を指定して受信する )
url = new URLRequest ( "http://・・・/snow_park.jpg" );
loader .load ( url );
( 画像データの一部を小さな画像にコピーする )
small_image .bitmapData .copyPixels
( image_data, new Rectangle( x, y, w, h ), new Point( 0, 0 ) );
( 小さな画像を透明な板の上の貼り付けて表示する )
plate .x = 100;
plate .y = 100;
plate .addChild ( small_image );
プログラムの記述そのものは、大して面白いものではない。 決まりごとに従って書いていくだけのことだ。 でも、それが実際に、目に見える絵として画面に現れると、やはり楽しい。 以前、手品のようだというコメントを頂いたことがあるが、手の内を隠して結果だけ見せて面白がる、という意味では、手品と似たような所があるかも知れない。
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2. 書いたプログラムは、そのままでは使えなくて、コンピュータ (CPU) が扱えるような記述に変換する必要がある。 CPU は、基本的にはとても単純にできていて、できることといえば、整数の足し算や引き算、データの比較やコピーなどをするにすぎない。 短い時間に膨大な回数の処理を行うので、見かけ上は複雑なことができるわけだ。 そんなわけで、人が書いたプログラムの1行を実現するためには、数十個の 「命令」 を CPU に伝える必要がある。
そのような変換作業は、複雑すぎて、とても手作業でできるものではない。 そこで、自動的にやってくれるソフトウェア製品を利用することになる。 (今回は、FLEX という製品を使っている。) 変換後に、実行処理可能なプログラム (ファイル) ができるので、それを サーバーに保存しておくと、インターネット上で公開できて、受信した人がパソコン上で実行できるようになる。 以上。
ひつじ通信 44号が届いたので、読んでいる所です。
「世の中入門講座」 が画期的。 「人間は、本当は別にやりたいことがあるのに、将来のためにやりたくない作業をやらなくてはならないという 『労働』 のつらさをかかえることになったのです。」 というのは、一見、当たり前のことように思えますが、実は文明と引き換えに発生した業のようなものなんですね。 世の中の本質をついた、とても分かりやすい話だと思って感心しました。 |
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