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音を加工する

前の記事の続き。
録音したリコーダーの音を、プログラムから利用できるようにするためには、音声ファイルの加工が必要だ。 今回 Audacity というフリーソフトを使って、次のような作業を行った。

・ 4秒くらいの長さに切り出す。
・ 音程を変更する。
・ 音の前後を滑らかにする。
・ 各音程ごとに MP3 形式の音声ファイルとして保存する。

できた音の波形は、こんな感じ。( 約 600Hz )

Recorder_wave_2

波の山の部分が微妙に尖っているのが特徴で、それが、リコーダーらしい音として聞こえるのかもしれない。 また、Audasity で周波数グラフを表示すると、きれいに、倍音のピークが見える。

Recorder_freq

左端の一番高いピークが 600Hz で 右側に 1200Hz 1800Hz と続く。 こんなに規則的に倍音が含まれているなんて、ちょっと意外。

Audacity というソフトが便利なのは、音程(周波数)の変更処理を行っても、音全体の長さや、音の強さをそのまま維持することができる、という所だ。 この機能のおかげで、1つだけ基本となる音声データを作っておくと、すべての音程のデータを簡単に作ることができる。 なお、各音程ごとに周波数をどのように設定するか、については、少々考えたことがあるので、次の記事で書いてみたい。

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コメント

 フリーソフトでこんなことができるとはちょっとびっくりしました。リコーダーの音をシュミレートするには、矩形波を加工しますが、矩形波の倍音成分は整数倍音で、弦楽器のシミュレートは鋸波で、これは非整数倍音でしたか? 忘れましたが、そんな感じです。矩形波はちょっと間抜けな感じで、鋸波のほうが好みです。
 たとえば、基音に対して1.5倍の倍音にすると、ガムランの楽器のような感じになり、さらにランダムな倍音にするとパーカッションのような感じになってきます。
 なお、1オクターブを10等分して音階にしたりといったことにすると、曲として成立しなくなってしまうらしいです。どんな感じなのか聴いたことはありませんが。

投稿: Exotic Garden | 2009.11.23 10:47

 音関係のソフトは、いじり始めると色々意外なことができて面白いです。 Exotic Garden さんが使っているのはシンセサイザーみたいなものでしょうか。 興味深いと思うのは、一見、機械的に思える音という信号が、脳によって認識される時には、何かのイメージや感情に結びついているらしい所です。 ちょっと不思議です。
 10等分音階というのは面白いアイデアですね。 そもそも 12等分音階は人工的に考え出されたものであって、自然界にそういうシステムがあるわけではない。 だとしたら、10等分音階で作った音楽というのがあっても良さそうです。 本当に成立しないものなのかどうか、もし実演したような例があったら聴いてみたいと思います。

投稿: はやしだ | 2009.11.23 11:44

 デジタルシンセサイザーです。フーリエを利用して音を加工するものです。
 やはりアナログのほうが心地よく、デジタルの音はクリア過ぎて不自然なほどです。最近のは改良されているでしょうから違うでしょうが。
 何かのイメージや感情と音楽との相関ですが、これは当たってはいるものの外れてもいます。と考えています。動画と音楽との関係についてずっと考えているのですが、両者の異質性は想定外で、当然といえば当然のことで、視覚と聴覚とは別次元の世界だからです。何々をイメージして作曲した曲というのも、よく考えてみれば映像から来る印象とは異質なものです。
 視覚と聴覚の異次元性以上に、音楽の特異性があります。音の芸術というのは適切ではなく、特殊な言語ではないかと考えています。意味のない、というか、意味が文脈上の心象に置き換えられた言語ではない特異な言語と解釈しています。このことがさらに音楽と動画の対応性を困難にしています。
 1オクターブを10分割とか11分割とかにすると、不協和音よりも不自然な「超」不協和音のような感じになるらしいです。ただ、12音階以外の音階で演奏する特殊な曲というのも存在するらしいです。
 普及しないのですから、曲としての価値はないのでしょう。
 書いていくときりがないので終わります。

投稿: EXOTIC GARDEN | 2009.11.24 18:50

音楽を特殊な言語とみるのは、大変おもしろい見方だと思います。 映像や絵は、とにかく見たままであって、そこに何かのメッセージを見出すとしても人それぞれ、主観的な面が大きい。 一方、言葉や文字には、社会に共通の客観的な意味がある。 で、音楽はというと、どうも両者の中間的な性質を持っているみたいですね。 音楽には明らかに物理的な音とは違う、意味(心象ですか)がある。 和音には何か美しさのようなものを伴っているし、旋律やリズムには明らかに感情の共鳴を伴っています。 前のコメントで「イメージや感情」と書きましたが、こと音楽に関しては、「感情を抽象化した言語」といえそうな気がしますね。

10分割音階ですが、どんな和音が作れるかというのは、ある程度、計算して見つけることができるかもしれない、などと思っています。 また余裕のある時にでも考えてみるつもりです。

投稿: はやしだ | 2009.11.24 20:23

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