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リュート ~ グリーンスリーブス

ルネサンス期のリュート曲の中でも、特に、後世まで広く親しまれ続けた Greensleeves という曲がある。 元々は作者不詳の単旋律の曲なのだが、1500年代末には、リュート用の楽譜が作られ、その後は楽器でも演奏されるようになったらしい。 元の曲は、片思いの恋人への切ない想いを唄うもので、次のような歌詞をもつ。
(参考 : worldfolksong.com

ああ愛する人よ、残酷な人
あなたはつれなく私を捨てた
私は心からあなたを慕い
そばにいるだけで幸せでした

グリーンスリーブスは私の喜び
グリーンスリーブスは私の楽しみ
グリーンスリーブスは私の魂そのもの
私のグリーンスリーブス
貴方以外に誰がいようか

歌詞は、この後も続くが、出版年代によって、8番までの歌詞18番までの歌詞 など様々なものが伝えられている。 ところで、この歌詞の中で繰返し唄われる Green Sleeves (緑の袖) という言葉だが、これについては、いくつかの解釈があるようだ。

・ 草むらでの恋人との情事で、袖に染みついた草の色を示唆。(Wikipedia
・ 娼婦が付けていた緑色の袖を表している。 (Wikipedia)
・ これは中世の宮廷恋愛歌であり、緑色が「不倫の愛」を象徴している。(金子氏

なるほど民謡や演歌のような庶民の歌には、色恋がつきものだし、グリーンスリーブスに、このような「深い」意味が込められているというのは、十分にありそうな話だ。 また、それだからこそ、長く歌い継がれてきたのだろうとも思う。

Saphos_lute

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