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ヴェルドロ以前の音楽 ~ フランドル楽派

前々回の記事で、ヴェルドロ以前の音楽として、フロットーラについて書いた。 紹介した曲の作曲者で、当時の最も優れた音楽家とみなされている ジョスカン・デ・プレ は、主に、イタリアで活躍したのだが、その出身地はフランドル地方 (今のベルギー西部周辺 )であった。 ジョスカン同様、その時代のヨーロッパ各地で名声のあった音楽家の多くは、フランドル出身であることが多く、まとめて、フランドル楽派 と呼ばれている。

当時の作曲家達は、教会に属してミサ曲などを作るのが主な仕事であったらしいが、一方で宗教的でない歌詞による作品 (世俗曲) も数多く残している。 中には流行歌としてヨーロッパ中に知れ渡る作品もあったようで、ここでは、そんな曲の一つ Ein frohlich wesen (楽しき暮し) を紹介する。 作曲者は、1400年代後半に活躍した バルビロー というフランドル出身の音楽家で、主にアントウェルペン(アントワープ)で、生涯を過ごしたらしい。
The_art_of_the_netherlands_2
~~~ Ein frohlich wesen ~~~

楽しく暮らすとしよう
私のそばを見まわして。
遠い国にも行ってはみたが
わかったことは
どこを見てもやっかいなことばかり
ここにいるのも旅に出るのも同じこと。
この大地の上で、私はそう思うのだ。
~~~~~~~~~~~~~~~

この曲は、広く親しまれると共に、他の作曲家達がテーマを借りて、様々な形式に編曲している。

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