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桜餅はクマリンの香り

Coumarin桜餅の芳香成分は、クマリンという。 クマリンでネット検索すると、いろんな解説が見つかって面白い。 クマリンの用途は、なにしろ多彩だ。 香料、ウォッカ(ズブロッカ)、軽油識別用蛍光剤、さらにクマリンを化学的に加工して、血液凝固防止剤、殺鼠剤。 実は、この記事を書くまで、こんな物質が桜餅の葉っぱに含まれているなんて、思いもよらなかった。 世の中には知らないことが随分あるもんだ。 ( そういえば、ズブロッカは何度か飲んだことがある。 酒は強くないが、あれはおいしいと思う。 )

桜餅 (道明寺)

Photo夜、用事で出かけたついでに、スーパーで桜餅を買ってきた。 桜餅には関東風と関西風とあるらしいが、こちらのスーパーに並んでいるのは、写真のような関西風のみ。 おそらく関東風のを置いても、あまり売れないのだろう。 子供の頃から刷り込まれた味覚の影響は、きっと大きいに違いない。 皿に並べて写真撮影。 撮り終わったら、かみさんと子供が、待ちかねたように一気に食べてしまい、すぐに無くなってしまった。

天狗山の桜

Map熊本市西郊の金峰山の尾根筋に、天狗山という小さな頂がある。 昔から、この近辺の山は時々歩いているが、つい最近まで、こんな名前の山があるというのは知らなかった。 普通、天狗という名のつく山はゴツゴツした岩山であることが多いが、ここは全くなんでもない、なだらかな里山だ。
Photo_4日曜の午後、朝から降っていた雨が上がったので、出かけてみた。 車ですぐ近くまで行けるので楽だ。 たぶん、めったに訪れる人もないのだろう、登り口から山頂までは踏み跡もなく、雑木林の中を、小枝を掻き分けながら登った。 山頂は、藪の中で全く景色はない。 取るに足らない山だけれど、小一時間、道のない山の中を徘徊するのは、それなりに面白かった。(地味なことが楽しいと思うのは歳をとったせいか?) 途中、山桜が咲いていたので撮影。 写真が下手で、どんな花なのか、はっきりしないのが残念。(実は、桜なのかどうかも自信がない。)

琴平神社の天狗

前回記事 の写真だが、神社の軒下、左右に大きな天狗の面が掲げてあるのが分かるだろうか。 斜め下から見上げたのが下の写真。 琴平(金比羅)神社と天狗とどういう関係があるのか検索してみたら、いくつか解説がみつかった。 神社の由来上、修験道との関わりがあるという話。 歴史的ないきさつはともかく、この天狗面、表情が実に明快というか、漫画的というか、私は割りと好きだ。 額に昭和62年という日付が書かれているので、奉納されてから20年以上経っているわけだ。 赤天狗の眉毛が剥げ落ちているのが少々なさけない。 ぜひ修復してもらいたいと、ひそかに思いながら、写真を撮らせていただいた。

Photo

琴平神社

前回記事の琴平という地名は、町内にある琴平神社に由来する。 敷地40m四方ほどの小さなお宮である。 良くは知らないが、香川県の琴平(金比羅)神社が総元締めとなる金比羅信仰というのが、江戸時代に広まったとの事で、こちらは全国に散らばる営業所の一つといった所だろうか。 小さいながらも、正月の初詣などでは結構賑わっているし、この近辺では割の名の知れた神社かもしれない。 境内では、お守りのほか、おみやげ用に例の琴平飴が売ってあったりする。 うちの近くなので、ちょっとした散歩にはちょうどいい。

Photo

続々・これは何 (3)

続・これは何 (3)

とりあえず、説明なしで全体の写真を公開してみる。 直径約8mm。
右の写真の黒い部分は胡麻粒だ。 何かわかるだろうか。

Photo_2

これは何 (3)

Photo_2カオス図形は、また気が向いたら再開する事にして、久々に顕微鏡画像ネタをひとつ。
これが何かわかるだろうか。
視野の大きさは約2mm。
白い物質の中に細長い管状の穴がたくさん通っている。 その物質が何かというのが問題だ。

カオス図形 (7)

前回紹介したカオス図形は、同心円状の構造の中に、細かな模様が散りばめられているのが特徴的だ。 試しに中心部分を拡大してみると、下図のようになっている。 拡大率は約17倍。 このように、いたる所、変化に富んだ複雑な模様で埋め尽くされているのが驚きだ。
(点の配色は前回とは異なる。 点の分布を見やすくするため、背景を黒くした。 )  

参考 : カオスCGコレクション (川上博/サイエンス社 1990)

Hopalong_chaos

カオス図形 (6)

いつまで続くのだろうか、カオス図形。
下の絵は、次の式にしたがって次々に点を打つ処理を行ったものである。

  最初の点 : x0 = 0.2    y0 = 0

  2番目以後の点 :
    xn ≧ 0 の時  xn+1 = yn - √| 0.3 xn - 0.3 |
    xn < 0 の時  xn+1 = yn + √| 0.3 xn - 0.3 |
               yn+1 = - xn + 3

[再描画] ボタンを押すと、最初の点から描画が始まる。 点の打たれる範囲が、次第に拡がっていくのが興味深い。 1分間ほど眺めていると枠全体に広がり、さらに、3分後には完全に枠からはみ出す大きさになってしまう。

参考 : カオスCGコレクション (川上博/サイエンス社 1990)

カオス図形 (5)

前回と同じような方法で、カオス図形を作成した。
下の絵は、次の式にしたがって次々に点を打つ処理を行ったものである。

  最初の点 : X0 = 0.1    Y0 = 0

  2番目以後の点  : Xn+1 = Yn + a Xn + 5 Xn / ( 1 + X2 )
               Yn+1 = - Xn

[再描画] ボタンを押すと、係数 a の値を色々変えた時の図形が、次々に表示される。
背景を白くしたら、前回とは違う雰囲気になった。  

参考 : カオスCGコレクション (川上博/サイエンス社 1990)

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